ブレグジット(イギリスEU離脱)はいつ決まる?為替ポンドに与える影響を解説

イギリスとEUの国旗



2016年6月にイギリスで行われた国民投票、「イギリスがEU連合から脱退する」と言うニュースが世界中の話題をかっさらいました。

 

そして2019年3月29日が離脱の期限とされてますが、そもそもブレグジットとは何なんでしょう?

 

今後のスケジュールと、為替通貨のポンドにどんな影響を与えるのか?FXで儲けるための旨味があるのか簡単に分かりやすく解説します。



ブレグジットとは?分かりやすく解説

ブレグジットとは
そもそもブレグジットって、聞きなれない言葉ですよね。

 

ブレグジットは「British(英国=イギリス)」「Exit(離脱)」をかけて、

 

「Brexit(ブレグジット)」と呼んでいるそうです(完全に造語)

 

もともと、イギリスはEU(欧州連合)の前身となるEECには1973年から加盟していたわけですが、EUには一線を引いていた経緯があります。

 

アメリカに次ぐ金融市場と言われるくらい先進国なので経済的にもEUに依存しなくても生きていけるってことですね♪

 

これまでも要所で国民投票を行って、EUに残るか去るか判断を国民に委ねていましたが、2016年6月についに「離脱」のGOサインが出された、というわけです。

 

このとき、為替市場では残留するという大方の予想を裏切る結果となり、ポンド円は160円前半から135円台前半まで、ポンドドルは1.5018ドルから1.3219ドルまで大暴落!

下落

しかし、もともとの2年という期限を過ぎても、いっこうに実施されないのは以下が原因。

✅EU側との関税や貿易交渉が期限内に終わらないため

✅メイ首相政権のデービス離脱担当相・ジョンソン外相をはじめ十数人の閣僚が辞任しているため政権不安で推進力がない

✅メイ首相の不信任案が出され200/317で勝利したが、117人もの議員が信任投票を入れなかった

為替に与える影響を解説

為替に与える影響

ブレグジットの結末は、EUとケンカしたまま強行突破で離脱する「合意なき離脱(ハードブレグジット)」。

 

もしくは関税や入国に関するルール決めが行われた「合意離脱(ソフトブレグジット)」のどちらか。

✅ハードブレグジットの場合
EUとのルール決めが行われなかった場合、企業は高い関税でモノを売りにくくなるため国外へ。そうすると、イギリス内の失業者が増えてGDPや経済に悪い影響を与えます。
イギリスの地位も下がって新たな雇用も生まれず経済が低迷してしまうでしょう。✅ソフトブレグジットの場合
EUとのイギリス両者が納得してルール決めできた場合ですが、ハードブレグジットほど悲惨ではないと思います。が、企業にとっては魅力的な活動拠点とは言えない環境。じわじわと経済の鈍化が予測できます。

 

為替市場は、世界第1位とも言われているのでもっとも多く取り引きされてるドルとポンドは下落するのが基本的な見通し。

 

2019年3月6日時では、

・ポンド円=146.80円
・ポンドドル=1.3130ドル

 

ポンド円は国民投票で離脱が決まった2016年6月~10月にかけて128.30円まで下落して底をたたき、じわじわと上昇しています。

 

ポンドドルも同じように1.2240ドルの底から上昇。

 

為替相場では「噂で買って、事実で売れ!(反対バージョンもある)」という風潮があります。

 

メイ首相の不信任案否認が200/317票で決まったときは、「不信任案が可決されちゃうかも?」というリスクオフが市場に働いて、ポンドは大きく下落しました。

 

しかし、否認が決まってメイ首相で続行!が決まると、一気に下落した分を飲み込んで元の水準まで買われました。

 

今の、市場心理は「リミットの3月29日過ぎてもEU交渉が決まるまで離脱は延期される」というもの。

英国中央銀行は合意なき離脱が実行されれば、今の相場の約25%の105円代まで下がると予測しています。

 

市場心理を裏切る形になればそれも、現実に起こりうるかも。

 

ほかにも、イギリスに牽引されているヨーロッパ諸国も大打撃を受けてユール安も懸念されます。

円高、ドル円のぞいたドル高、ポンドのぞいたユーロ安、ポンド安の展開が見込まれています

 

ポンド・ユーロは3月29日までは市場ニュースに振り回されて上昇する可能性があるので、4月1週目か3月29日~31日間にFXスイングトレードで、ユーロ・ポンド売りでポジションを取る予定(^^)/

💡追記(2019.3.21)
2019年3月20日時点でメイ首相がEUに対して、6月30日までの短期の離脱延期を要請する書簡を提出しました。しかし、EUのユンケル欧州委員長は5月23日までしか容認しないとコメントしています。これにより、事実上3月29日離脱の可能性はなくなりました。EU側との交渉が泥沼化しており、再度EU離脱合意を問う国民投票が行われる可能性が浮上してきたため、ポンド関連の為替取引を行っている方は注意が必要です。

 

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ブレグジットはいつ終わる?今後のスケジュール

スケジュール
直近と今後のブレグジット関連のスケジュールを時系列で。

 

参考までに。

<結果(直近)>

2018年6月 英国でEU離脱法が成立

2018年11月 EUとの協定案が合意

2018年10月 欧州理事会

2018年12月 協定案の議会採決を急に延期

2018年12月 メイ首相の不信任案が否認

2019年1月 英議会が協定案を否決

2019年1月 協定代替案を可決

2019年2月 英議会がメイ首相の動議を否決

2019年2月 英議会がメイ首相の動議を可決

 

<予定>

2019年3月 英議会が協定案を採決

2019年3月 英議会が「合意なき離脱」を採決 or 離脱日延期を採決

※2019年3月20日 メイ首相が6月30日までの短期の離脱延期を要請する書簡を提出

2019年3月29日 英国がEUを離脱(延期の可能性も)※3/20時点でほぼ可能性なしになりました。

※2019年5月23日 EU側が再設定した離脱期限

2019年6月 当初の離脱期日

※2019年6月上旬 メイ首相が保守党党首と首相職の具体的な辞任時期を示す

※2019年10月31日 イギリスが要求していた10/31までの延長をEUが認めた(2回目の延期)

2020年  協定締結していたら移行期間終了

※項目は、メイ首相とEU側の動きに変化があったので追記しています。

イギリスのEU離脱で日本への影響は?

貿易
離脱を前にした2019年1月22日、イギリスの家電メーカー「ダイソン」が本社を今のイギリスからシンガポールへ移転すると発表して騒ぎになりましたよね。

 

日本でも自動車のホンダや日産がイギリス工場閉鎖を発表し、ほかにも現地にはたくさんの日本企業が支店を持っています。

 

そして日本は貿易国でイギリスを経由した物流の関税がとっても高くなってしまうので、大国イギリスとの流通が減り貿易赤字になります。

 

また、投資信託ファンドでもイギリスが占める割合はアメリカに次いで2位。

 

いずれにしても、保有しているファンドの組み入れ資産の状況は確認しておくべきだし、これから新たに投資を始める場合は目的に合わせましょう。

 

つまり、大きく短期間で儲けたいならあえてイギリス・ユーロ関連株式や通貨を空売り、反対に安全資産を作るのならイギリス・ユーロ関連の比率は減らすのが妥当でしょう。



ABOUTこの記事をかいた人

ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。