自動車税を安くする3つの方法とグリーン化特例/増税・節税対策シリーズ④

ハイブリッドカー



「来たる!消費税10%!節税して負担を軽くしよう!」シリーズ4弾目のテーマは自動車税。

この記事はもうすぐお乗りのクルマの買い替えどきを迎える方や、これから新たに新車購入しようと考えている初心者の方向けになります。

知ってるのと知らないのでは損をすることが多いグリーン化特例のエコカーや自動車税を安くする方法をご紹介します。


住民税を安くする5つの方法と控除の恩恵/増税・節税対策シリーズ②

所得税を安くする4つの方法と資産運用/増税・節税対策シリーズ②

固定資産税を安くする3つの方法と賢い選択/増税・節税対策シリーズ①

自動車税とは

車①毎年4月1日時点で車検証に記載されている所有者に対して課せられる地方税のこと。

税率計算



一般的に用途や総排気量によって異なる税額が決められており、自家用車なら1リットル以下は29,500円で0.5リットル増すごとに金額も大きくなっていきます。

軽自は一律10,800円となっています。

排気量別税額

計算式はなく表に当てはめるだけで税額が分かりますが、万が一ご自分の車の総排気量を忘れてしまった場合は車検証に記載されているので確認しましょう。

支払い方法



毎年4月〜5月にかけて自宅に納付書が届きます。

この納付書が全ての支払い方法において必要になるため大事に保管しておきましょう。

徴収先は都道府県や市区町村なので地域によって誤差はありますがおもに以下の4通り、

①金融機関・コンビ二の窓口支払い

②銀行口座から自動振替

③インターネット・ATMによるPay-easy支払い

④クレジットカード支払い

①、②が一番メジャーだと思いますが、「固定資産税を安くする方法」でも紹介したようにクレジットカード→電子マネーにチャージすれば手数料を上回るポイント還元を受け取ることができます。

自動車税を安くする3つの方法

クルマを所有中にできる対策は少ないですが、新規購入や買い替えの時期にできる対応策はいくつかあります。

グリーン化特例とエコカー減税

車③エコカー減税のメリットは燃費性能・排ガス性能などの環境性能か優れたクルマに対して取得税や重量税が減税される制度として広く認知されています。

しかし、最近は「グリーン化特例」の方が目にする機会が増えてきますた。

グリーン化特例とはエコカー減税と異なり、毎年かかる自動車税(軽含む)の軽減を目的とした制度で、

エコカー減税=初期費用の取得税・重量税カット

➡グリーン化特例=運転コストの自動車税(軽含む)カット

このように分けて考えると整理しやすくなると思います。

グリーン化特例に該当するのは多くの場合「エコカー」になるわけですが、2021年3月31日までに対象車を購入して新車登録を行なった場合に適用されます。

一律ではなく環境性能に合わせて段階的に安くなっていきますが、減税されるのは新車登録の翌年度分のみ対象。

まず普通車の税率表を見てみると、

基準表①

このように3段階に分けられています。なお、軽自は以下。

基準表②
計算表③

基準は2005年排ガス規制75%低減、または2018年排ガス規制50%低減を達成していることが条件になりますが、素人目で判断することが難しいため、販売店やディーラーに問い合わせてみましょう。

今後ますますエコカー対象車は増えてきますし、次世代型の車は増えていく傾向が強まります。

今乗っているクルマの買い替え時期や新車購入時はぜひ節税効果の高い「グリーン化特例のエコカー」を選ぶことをおすすめします。

次世代自動車とは
電気、燃料電池車、天然ガス、プラグインハイブリッド車、クリーンディーゼル乗用車などを指します。

購入するタイミングを考える

お金④「今すぐ、クルマが欲しい!!」

運転免許を取ったばかりの初心者さんは一刻も早く自分のクルマが欲しくなりますよね。ですが、本当に好きなタイミングで買ってしまって問題ないのでしょうか?

2つ目の自動車税を安くする方法は、このように新しいクルマを買うタイミングに着目していきます。

通常、クルマを買う時期は人それぞれですが決算セールを行なっている1月〜3月に買う方が多いのではないでしょうか?

通常よりうんと安くなっているならメリットがあって良いですが、月末や月半ばの場合は翌月頭に購入するのがおすすめ。

理由は、

自動車税が課されるのは日数に関わらず新規登録された翌月から年度末3月までを月割り計算しているため

3月31日に新規登録したら翌月4月〜3月まで丸々1年分支払いするのに対して、4月1日に新規登録すれば翌月5月〜3月までの11ヶ月分だけ支払いが発生します。

つまり、1ヶ月分を節税できるということ。

これが軽自の場合は差が顕著に現れます。4月1日以降に購入すればその年度1年分が支払いを免除されるため10,800円が節約できることに。

運転免許を取り立ての初心者さんは焦る気持ちを抑えて、車両価格の変動や本当に必要になる時期を見定めながら月頭に購入することをおすすめします。

生活実態に合った車種を選ぶ

家族⑤これは、私の実体験で感じたことをまとめました。

私には子どもが2人いますが日常や家族で遠出する際に便利なのはやはり8人乗り以上のワゴン車ですよね!見た目も格好いいし!

それに子どものスポーツ遠征や友人・知人を乗せることがあるかもしれない、と数年前にワゴン車を購入しました。

それから5年経ちましたが5人以上乗せる機会ってホントに少ないんですよね。スポーツ少年団にでも入らない限り大人数を乗せるのはあって年1。

ムダに大きいワゴン車になってしまった訳ですが、また税金が高くて6万以上払っていました。私の家族構成や生活に合わせるならせいぜい5人乗りで十分。

クルマって男性の趣味がモロに反映されやすいし、趣味がクルマいじりなら税金や維持費を我慢して乗ればいいんですよ。

でも、そうじゃない人は、

「先輩上司が乗っていて」とか「年齢的にワンランク上のに乗らなきゃ」とかクルマに対してムダな見栄や意地を持っていませんか?

ある意味、生活実態に合わない車両を維持して乗り続けることは、節税の観点からしたら一番ムダなことです。

もしかしたら、万が一はせいぜい年に1回あるかどうかなので、買い替えの時に今一度見直してみることをおすすめします。

自動車税の豆知識

海の花火⑥

2019年10月以降は自動車税が減税される?

さて、この増税・節税シリーズ記事は2019年10月に消費税が8%→10%に上がる事前対策として書いています。

世の中を見ると10%への増税に伴って一時的に他の税金の負担を抑えよう、という動きが活発になっています。

自動車税も例外ではなく2019年10月以降に購入される新車は減税措置を受けることができます。

概要はまず、

①新車の自動車税が毎年減る(恒久的に)

②自動車取得税が廃止(2019年10月1日〜)

➡環境性能割が導入(0〜3%)

まず①の詳細を見てみると、

減税表

小型車が一番大きなメリットを受けており、大型になるほど減額が小さくなっています。

そして②はこれまで採用されてきた「取得税」が廃止→変わりに「環境性能割」に切り替えられます。

これまで取得税で上限だった3%は変わらず、代わりに燃費のいいクルマほど得をするよう下限0%が盛り込まれています。

つまり、最新の電気自動車でもない限り0%にはならないので現時点ではあまり家計の負担は変わりませんが、将来的に電気自動車が普及すればメリットを享受できるでしょう。

≫詳細はこちら「クルマの税、10月から大きく変わります」が分かりやすいです。

自動車税を滞納するとどうなる?

自動車税の滞納に一番多いケースが「払い忘れ」

毎年、納付書を持って窓口で支払いしている人にとって、事故や入院など不測の事態になったり、うっから忘れているとどんなリスクが付きまとうが見ていきましょう。

一般的に納付期限は5月末となっていますが7月末までは猶予があります。しかし、8月になっても支払いがない場合、

①督促状

②催告状

※この間に車検時期を迎えても「納税証明書」がないため、車検が受けられない

③身辺調査

④財産の差し押さえ通知

⑤給与・銀行口座の差し押さえ

⑥クルマや自宅の差し押さえ

※車検をクリアしていないのに乗って違反になれば免停、さらに罰金が発生

このような流れで処分が下されていきます。

うっかり払い忘れの場合①や②で気付くことが多いと思いますが、その場合は以下のような延滞金を徴収されます。

▼東京都の場合▼

1ヶ月以内の遅延…特例基準割合+1%(51,000円の場合の滞納金は510円

1ヶ月を超える遅延…特例基準割合+7.3%(51,000円の場合の滞納金は3,723円

地方税の滞納や著しい遅延は厳重に罰せられるためうっかり払い忘れに注意し、それでも見落としてしまう場合は口座振替など支払い方法を工夫してみましょう。

まとめ

車⑦クルマの税金に限って見ていくと減税や節税効果はより環境性能が良く、小型車が優遇される時代になりつつあります。

グリーン化特例や購入時期を工夫しつつ、同時に生活実態にあったムリのないクルマ選びをすることが最善で唯一の方法と言えそうですね。


ABOUTこの記事をかいた人

ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。