インバウンドビジネスで今から起業チャンスを掴む方法!とビジネスの種類

リゾートビーチ



「今から、始められるインバウンドビジネスって何がある?」

そんなビジネスマンの疑問とは裏腹に2011年に622万人だった訪日観光客は、2015年には1,970万人と3倍近く増加。

そして、2018年には3,120万人へと増え続け、2020年東京オリンピックまで右肩上がりで上昇していくことが予想されます。

すでにインバウンドビジネスで成功している人は別として、そうでない方はただ指をくわえて見ていることしかできないんでしょうか?

今回はブームから遅れても今から始めるビジネスや、起業チャンスを掴む方法、既出のインバウンドビジネスの種類をご紹介します。



インバウンドとは

カメラとバッグすでに情報が溢れていますが、簡単に定義をおさらいしておきましょう。

 

インバウンドは「外から中へ」という英単語で、外国人が日本を旅行で訪れる意味でよく使用されます。

 

2013年頃から急激に日本へ訪れる外国人が増加していることから、ニュースや旅行業界でも注目されるようになり、「インバウンド=訪日観光客」として認知されるようになりました。

インバウンドビジネスの市場規模

ビル群の景色

「民泊」が生まれた経緯

まず、初めにインバウンドの代名詞とも言える「民泊」について触れておきます。

 

もともと、IT技術の進歩によって生まれたWebサービス「Air bnb(エアービーエヌビー)」が日本語に翻訳されて、「民泊」という言葉が誕生しました。

 

「Air bnb」とは2008年にサンフランシスコで設立されたプラットフォーム型サービス「ベッド・アンド・ブレックファースト」のことで、つまりベッドと朝食が出るだけの簡易ホテルの提供者と、そこに泊まりたいという利用者をマッチングさせるサービス。

 

「Air bnb」には日本から約54,040件の民泊施設が登録されています。

 

日本の旅館業法を無視したこの民泊は、全国に広まり社会問題となったため、2018年1月に民泊新法が施行され、届け出を出さないと営業できなくなりました。

 

しかし、世界的な口コミは法律が追いつかないスピードで広まり、英語の書込み欄に「ハーイ!あそこは良かったよ~」と評判になれば、次々と外国人旅行者が訪れるという背景があります。

 

ちなみに、観光庁が発表した「宿泊旅行統計調査」によると2018年1月~2018年12月までの統計はこちら。

✅延べ宿泊者数(全体):5億902万人泊(前年比-0.1%)

✅日本人延べ宿泊者数:4億2,043万人泊(前年比-2.2%)

✅外国人延べ宿泊者数:8,859万人泊(前年比+11.2%)

全体的な述べ宿泊者数は変わっていないものの、外国人の利用が多いことが分かります。

インバウンドはまだ成長途上の産業

冒頭でも説明したように、2011年は約622万人だった訪日旅行客は2015年には約1,970万人、2018年には約3,120万人にも昇ります。

 

さらにIT技術やサービスが発展すれば、日本の人口に近い1億人ほどの市場規模になる可能性を秘めています。

 

観光庁の調査によると、2011年は8,135億円だった消費額が2015年には3兆4,771億円、2017年には4兆4,161億円と5年連続で最高値を更新しています。

旅行消費額
国籍地域別
訪日外国人消費動向調査より

国別・構成比別でランキングしてみると、上位5か国は以下。

・第1位 中国 (1.7兆円 構成比38.4%)

・第2位 台湾 (5,744億円 構成比13%)

・第3位 韓国 (5,126億円 構成比11.6%)

・第4位 香港 (3,415億円 構成比7.7%)

・第5位 米国 (2,503億円 構成比5.7%)

次いで、タイ・オーストラリア・英国・シンガポール・マレーシア。
結果的に、アジアからの訪日観光客が割合を占めていることが分かります。

インバウンド関連ビジネスの種類とニーズ

地図を見る男性実際にインバウンドに関連するビジネスやサービスにはどんなものがあるのでしょうか?

訪日観光客のニーズや価値観の変化を押さえておかないと、需要とかけ離れてしまう可能性があるので注意しましょう。

インバウンド関連ビジネスの種類

現在の主要なビジネスと言えば、

 

✅民泊:ベッドと朝食を提供する簡易ホテル。一般のホテルや旅館より格安で自由が利く。

✅爆買い:団体旅行客をターゲットにした家電量販店・百貨店・ドラッグストアなどが免税を絡めた販売を行う。

✅鉄道:鉄道会社がインバウンド向け対策として多言語化・案内所・無料Wi-Fi・交通案内サインの統一化などを行っている。

✅ツアー旅行:旅行代理店が観光名所や食事・買い物を楽しめるツアーを企画。

✅観光案内:現地を知り尽くした案内人が名所・食事処・歴史・文化を紹介。国がJNTO公認する観光案内所もある。

✅インバウンド支援ビジネス:ITやWEBを強みとしたベンチャー企業が訪日旅行者向けのプロモーションを行う。

✅グルメ・クーポン情報サイト:「ホットペッパーグルメ」では中国の決済アプリAlipay(アリペイ)と提携。日本の飲食店でアリペイを使った決済を可能にしています。

✅旅行コンテンツの販売:プランを比較する旅行サイトや関連書籍の販売。ソフトバンクが旅行業に参入し、アリババグループの旅行予約サイト「アリトリップ」内に専用サイトを開設しています。

 

ザッと上げてみるとこんな感じでしょうか。
民泊以外のほとんどが、規模の大きい大手企業がライバルになるので真っ向勝負を挑んでも勝てる算段はなさそうですね。

 

インバウンド旅行者の漠然としたニーズに応えるより、専門性・独自性のあるサービスで差別化することが大事です。

求めるニーズや価値観の変化

インバウンドから始まった中国人による(おもに)「爆買いブーム」や「観光地荒らし」は観光客の消費行動としては初期のもの。

 

富士山や京都の必ず行っておきたい観光名所はすでに行き尽され、おいしい日本食の名店も食い尽くされているので当然と言えば当然ですが、終焉したブームはやがて長期トレンドに形を変えていきます。

 

明らかに消費行動が変わったと実感するのが、外国人が全国の温泉地やスキー場巡り、日本最南端・最北端の旅行、日本文化の体感など、体験型で集団から個人のニーズに転換したことではないでしょうか。

 

これによって全国各地にある以下のような所はこれまで以上にインバウンド旅行者を呼び込める可能性を秘めています。

・自然遺産

・そこにしかない名店

・日本文化へ付加価値を付けたサービス

・温泉郷

・歴史文化

・世界的な著名人の由来地

また、同じアジア人であっても日本人に物を売るのと同じ感覚でサービスを提供するのはナンセンス。
外国人による日本への認識、初訪問かリピーター、嗜好品の傾向、価値観や特性を分かっておかないとうまくいかないでしょう。

 

そしてアジアからの旅行者といっても中国・台湾・香港では消費行動や異なり、中国からの旅行者はリピータ率が約40%に対して、台湾・香港では80%を超えるリピート率。

 

中国人は家電・宝飾品・化粧品を好む傾向に対して、台湾人と香港人はお菓子・医薬品・ファッションを好む傾向があるので地域別でターゲッティングする必要があります。

 

新たなビジネスチャンスを掴む

自転車上から見る景色では、起業ビジネスとしては具体的にどんなサービスが可能性を秘めているのでしょうか?

 

あくまでも、私論ですがイチ個人として「あっ、これならやれそうだな~」と思うものビジネスのネタをピックアップしてみました。

✅民泊施設の運営:都心部の民泊は飽和状態ですが、まだまだ地方の名所近くには民泊施設が行き届いていない傾向があります。日本伝統の民家など空き家対策としても活用できるのではないでしょうか。

✅民泊施設の運営者向けサービス:じょじょに増えつつありますが、ホスト(民泊運営者)向けに物件の紹介、Air bnbの運用代行、清掃代行など包括的に運営者をサポートするビジネス。

✅コアな情報サイト:コアな外国人のニーズを満たすために専門特化したサイトを作る。日本のアニメ・文学・伝統芸能などが対象で情報の更新、グッズ販売、ツアーを企画すれば一定の需要があると思います。

✅マニアックなツアー企画:参加者10人以下の小規模でマニアックなツアーを企画する。例えば「お好み焼き作り体験」「自転車ツアーin京都」「日本の絶滅危惧種めぐり」などでしょうか。特に自転車ツアーin〇〇という企画は最近いろんなところで目にするようになりました。

✅オリジナルのガイドブック出版:特定の地域を地図で示し、ぶらり旅できるようおすすめの店や名所を手書きイラストを使ったりキャラクターが紹介するユニークコンテンツを販売する。

✅外国人とのマッチングサービス:外国人と日本人がマッチングする仕組み作り。現在、日本における国際結婚割合は3%台だが、妻や夫が中国・韓国・フィリピンなどアジア圏が多い傾向があり、卓球の福原愛ちゃんが台湾の江宏傑さんと結婚したこともあって密かにブームに。ただし、素性の分からない外国人が多いので気をつかう分野です。

✅美容サロン:メイドインジャパンの美容品は中国人に人気がありますが、さらに一歩踏み込んで美容品を使った、外国人向け美容サロンやエステには一定の需要が見込めます。キレイ好きで衛生的な日本の美意識・技術の高さは発展途上のタイ・シンガポール・ベトナム・フィリピンのお手本になるはず。

乗り越える必要のある壁

高くそびえたつ壁早速これでビジネス化しよう!と思ってもその前に、下記のハードルをクリアする必要があります。

インフラ

インバウンドに必要なインフラは空港・新幹線・バス・電車など交通機関のこと。
素晴らしい観光資源や人気が出そうな名所があっても、実際にそこまでいく足がなければビジネスとして成り立ちません。

 

こればっかりは個人単位では解決できないので、バス会社・宿泊施設など他の分野の業者と協力する必要がありますが、どうやっても採算が取れないようであれば、スッパリとその地域は諦めることをおすすめします。

 

また、海外では一般的なWi-Fiもまだまだ日本では全ての地域で普及していません。
日本語が全く話せないインバウンド外国人の唯一の味方はスマートフォンなので、Wi-Fi環境にも気を配ることが重要。

 

言語

どんなに優れたサービスでも、それを外国人に伝える手段と言語がなければ意味がありません。

 

英語に中国語に韓国語にフィリピン語にフランス語にスペイン語…

 

そんなに網羅できる人はほぼいないので最低限の英語と、あとはターゲッティングした地域の言語だけを絞って学習する必要があります。

 

「新しい言語は覚えられないよ~」

 

と悩んでいる方も最近はIT技術の進歩で、音声を自動翻訳してくれるアプリがリリースされていますので、これからを活用すればいずれ言語の壁は簡単に越えられるかもしれませんね。

インバウンドビジネスに可能性はまだある

カジノをする男性5年以上も市場規模を拡大させている「インバウンドビジネス」

まだまだ、成長の余地があり興味はあるけど、まだ手をつけられていないという方やインバウンドビジネスで起業したいと思っている方にもまだまだチャンスは転がっていそうです。

 

ただ、オリジナルのサービスで利益を得ることも大事ですが、「日本のファンを増やす」ことが根底になくちゃいけないのではないでしょうか。



ABOUTこの記事をかいた人

ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。