話題の「ESG投資」とは、いったい何なのか?気になるおすすめの銘柄ランキング

話題の「ESG投資」とは、いったい何なのか?気になるおすすめの銘柄ランキング

ここ数年のあいだに、世界の市場規模で約2,200兆円と急成長を遂げた「ESG投資」という投資法が世間から注目されています。

 

ESGは「環境=Environmental」「社会=Social」「ガバナンス=Gavernance」の頭文字を取って、ESGと名付けられていますが、どういう特徴があって、どんな投資方法なのか、おすすめの銘柄と併せてご紹介します。



ESG投資とは

ESG投資とは

-ESG投資とは何ですか?

冒頭でも書いたように、ESGはおもに「環境=Environmental」「社会=Social」「ガバナンス=Gavernance」の3つの要素から成り立っており、この3つのポイントに対して企業がどれだけ優れた活動や取り組みを行っているかを評価する仕組みを指しています。

 

具体的には、環境に配慮した取り組み(CO2削減や資源の再利用など)社会に配慮した取り組み(労働者の人権保護、ライフワークバランス推進、女性の社会進出など)透明性のある経営ガバナンス(第三者による監査役など)を行っており、社会的な責任を背負っている企業の株式が優良銘柄として国際組織のGSIAや年金積立金管理運用独立行政法人のGPIFによって選定されます。

 

現在、ESG評価を行う企業はいくつかありますが、信頼性の高い投資手法が確立されていないため比較的、信頼性の高い東洋経済新報社のESG評価が定評があります。

 

東洋経済新報社のESG評価を知りたい方はこちら

 

GSIAの役割

GSIAの役割

-関連しているGSIAとは、いったい何なのですか。

GSIAは「Global Sustainable Investment Alliance(グローバル・サスティナブル・インヴェストメント・アライアンス)」の略で、ESGをはじめ社会的責任投資や、社会的事業を行う企業・組織・ファンドへ投資するインパクト投資、マイクロファイナンスへの投資といった持続可能な投資の普及・啓蒙に取り組んでいる国際組織のこと。

 

現在、アメリカ・カナダ・イギリス・ベルギー・オランダ・オーストラリア・香港の世界7都市にそれぞれ普及団体が中心となった本部が設置され、この中には世界の主要な資産運用団体や、年金基金の関係者も加わっています。

 

目先の業績拡大ばかりでなく金融危機・環境保護・社会貢献・企業統治などの非財務情報が企業の価値を高める要因になり、持続的投資に繋がるという理念を持っています。

 

分かりやすく伝えると売り上げを追いかけるだけでなく、労働者や地球のために働いている企業はもっと評価されるべきだということでしょう。

 

インパクト投資をもっと知りたい方は「新しい投資の境地!インパクト投資とは/おすすめの投資ファンド」記事がおすすめ。

初心者におすすめ!投資の種類をもっと詳しく知りたい方はこちらがおすすめ。

 

ESGレーティングとは

-どういう基準で見分ければ良いか。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が選定しているE(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)の3つの要素を、独自の選定方法で点数化し、指数を使ってレーティング(格付け)しています。

 

この3つの合計点数が高いほどESG指数の高い優良株式ということであり、このレーティングによって私たち一般人も優良企業の可視化が可能になりました。

選定方法をもっと詳しく知りたい方はGPIFのページをご覧ください。

 

-GPIFがよく分かりません。

日本の厚生年金と国民年金の積立金を管理・運用する機関で正式名称は「年金積立金管理運用独立行政法人」のこと。

 

厚生労働省が所管する独立行政法人であり、年金給付の財源として年金運用で得た収益を国庫に納めています。

 

ESG投資は儲かるのか

ESG投資は儲かるのか

-社会に貢献することは分かったけど、儲かりますか?

近年、新しく始まったばかりの分野で日本国内におけるESG投資は運用資産の0.2%程度。

 

世界規模で見ると市場は2,200兆円とも言われ、運用資産の20%を占める割合になるなど急速に規模を拡大しています。

 

現時点ではボラティリティの高い成長株に比べて大きく儲けられるものではありませんが、国連が提唱しており今後も世界中で発展していくことが容易に想像できます。

 

安定的に成熟したアセットアロケーション(資産配分)を作っていくうえで、こういった中長期での安定株が可視化できることは機関投資家だけでなく個人投資家にとっても大きな魅力になるでしょう。

おすすめのESG銘柄ランキングTOP10

おすすめのESG銘柄らんきんぐ

現在、ネット上でESG指数を全て確認することは難しいため、信頼性の高い指数が定評の東洋経済新報社「CSR企業総覧」を引用。
※CSRとは企業の社会的責任を数値化するインジケータ(指標)。

 

環境・社会性・企業統治・人材活用の項目をそれぞれ評価し、最終的に合計点数の大小でランキングされています。

順位 企業名 環境 社会性 企業統治 人材活用 合計
1位 富士フィルムホールディングス 94.4 100 94.7 96.2 385.3
2位 アサヒグループホールディングス 95.8 97.3 96.8 94.9 384.8
3位 Ricoh(リコー) 98.6 98.6 97.9 88.6 383.7
4位 NEC 95.8 94.6 97.9 94.9 383.2
5位 ブリヂストン 98.6 94.6 93.6 91.1 377.9
6位 コマツ 94.4 94.6 93.6 94.9 377.5
7位 損保ジャパン日本興亜ホールディングス 93.0 93.2 92.6 97.5 376.3
8位 ホンダ 98.6 91.9 94.7 89.9 375.1
9位 KDDI 90.1 93.2 97.9 93.7 374.9
10位 味の素 93.0 91.9 94.7 93.7 373.3

 

国内で知らない人はいない大企業が顔を並べており、電気機器・機械・運送用機器の業種が多くランクインしています。

 

そのほかで、特に目立つのが1位の富士フィルムホールディングスの社会性が100点、表にありませんが11位の日産自動車の環境が100点などは特にその分野に特化している業界随一の優良企業といえます。

 

ESG投資は安定的な資産構築に最適

ESG投資は安定的な資産構築に最適
ESG銘柄の企業は経営ガバナンスや人材育成が健全であり、環境保護や人権保護に力を入れている優良企業。

 

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のレーティングによって得た社会的な信用を、株売買の判断基準となる企業の財務・運営実績にプラスαすれば、より高い信頼度の資産構築が可能になるでしょう。

 

今後のさらなる発展に期待がもてそうです。



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ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。