新しい投資の境地!インパクト投資とは/おすすめの銘柄ファンド

新しい投資の境地!インパクト投資とは/おすすめの投資ファンド

近年、ESG投資からさらに進化した「インパクト投資」が世界中から注目されています。

 

キャピタルゲインなど利益の追求と同時に、イチ企業に社会問題・環境分野の問題解決にも力を発揮してもらうことで、相乗効果が生まれ、持続可能な投資が可能になる21世紀型の新しいスタイルです。

 

当記事では、どんな特徴を持った投資法なのか、ESGとの違い、おすすめの銘柄などをご紹介します。



インパクト投資とは

インパクト投資とは

 

-インパクト投資ってなんですか?

社会的な課題の解決に取り組む企業の株式に投資することで、財務的な利益の追求と同時に社会面・環境面での問題解決も目指す21世紀型の新しい投資スタイル。

 

おもにビジネス・金融界の投資リーダーによって構成される国際組織GSG(Global Social Impact Investment Steering Group)を中心に、この新たな投資法の発展について施策が行われています。

 

リスクとリターンという2つの市場心理に加えて、従来の利益追求思考と慈善活動の中間に位置する「インパクト」を取り入れるという考え方です。

 

-GSGはどんな団体?

2013年に当時のG8サミット議長国であったイギリスのキャメロン議長が呼びかけたことがきっかけで、「G8社会的インパクト投資タスクフォース」というGSG前衛となる組織が誕生しました。

 

その後、G8以外の国にもメンバーが増え、現在では16ヶ国が加盟するGSG(Global Social Impact Investment Steering Group)として生まれ変わります。

 

ESGとインパクトの違い

ESGとインパクトの違い

 

-ESG投資と何が違うの?

ESGと非常に類似していますが、従来のESGは企業のE(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)の3つの項目に対する取り組みをレーティング指数で格付けされるもの。

 

特に、環境に配慮した取り組み(CO2削減・資源の再利用)、社会に配慮した取り組み(労働者の人権保護、ライフワークバランス推進、女性の社会進出)、経営ガバナンス(第三者による監査役)を重要視しており、社会的な責任を背負っている企業は優良銘柄として国際組織GSIAや年金積立金管理運用独立行政法人GPIFによって選定されます。

 

後者では、さらに発展して企業が社会に与えるデータを正確に測定し選別することで、より効果の高い社会貢献・利益の追求を目指す手法です。

 

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インパクト投資の市場規模

インパクト投資の市場規模

 

-市場規模は、どのくらいあるのでしょうか。

「G8社会的投資タスクフォース」が誕生した2013年の世界市場では約4.4兆円。

 

2016年には前年比47%増の約13兆円に膨らみ、2020年には約123兆円まで市場が拡大すると予想されています。

 

日本では、2014年に起きた東日本大震災で被災地の復旧作業に日本中が団結したことがきっかけとなり、社会的意義の高いこの投資法が注目され約250億円の市場に成長しました。

 

現在、野村証券、大和証券、楽天証券、マネックス証券など複数から販売されている「Better World」が市場を牽引しており、市場に新しい価値をもたらす一方で、新たなビジネスチャンスを生み出すことが期待されています。


おすすめの銘柄ファンド

おすすめのインパクト投資ファンド
ここでは、実際に個人投資家でも投資することが可能な投信ファンドやプラットフォームをご紹介します。

 

特に「Better World」は、この投資法の代名詞とも言える存在で、大和住銀投信が銘柄選定や運用を行っているファンドは人気があります。

 

「世界インパクト投資ファンド(Better World)」大和住銀投信

世界インパクト投資(大和)
公式HP:https://www.daiwasbi.co.jp/special/better_world

大和住銀投信が運営する投資信託型のファンドで、通常のパッシブ運用を行うファンドと、アクティブ運用を行う資産成長型ファンドの2種類が存在します。

運用開始した2016年8月時点では基準価格9,999円で純資産額が約41.6億円でしたが、2019年2月現在では基準価格9,975円で純資産額は10倍以上となる約472.3億円と急激に成長しています。

投資テーマは、「衣食住の確保」「生活の質向上」「環境問題」の3つのカテゴリーをそれぞれ選定し、銘柄選定の基本的な枠組みとしています。

パッシブ運用とアクティブ運用の違いを知りたい方はこちらの記事にどうぞ。

 

クラウドクレジット

クラウドクレジット
公式HP:https://crowdcredit.jp
世界に貢献する投資をテーマに、海外の成長国に投資できる貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)。

インパクトファンドを含む全551種類が存在し、運用期間7ヵ月~期待利回り約2.5~13.0%と高めに設定されており、1万円からはじめることができるので小口投資家も大口投資家も新しい資産運用として様々な国への投資機会を得ることができます。

ただし、年率換算で最大4.0%の運用手数料がかかるため、リターンと相談しながら運用することをおすすめします。

 

FOLIO


公式HP:https://folio-sec.com

TVCMでも見かけたことがある方もいると思いますが、10万円から始めることができ、VR(仮想現実)・寿司・ペット・京都・人工知能などたくさんあるテーマの中から、好みのテーマを選択します。

1つのテーマの中には10社のポートフォリオが準備されており、注文時にバランス型・ディフェンス型・グロース型・バリュー型を選択することによって株比率の異なったオリジナルのポートフォリオが即時に作成されます。

2019年2月時点のリターンランキングを見てみると、1位:自転車、2位:シニア・ビジネス、3位:キャッシュリッチ企業、4位:グローバル・ニッチ・トップ、5位:5G(次世代通信システム」のファンドがここ1ヵ月のあいだで約10%上昇(バランス型の場合)しています。

 

セキュリテ

セキュリテ
公式HP:https://www.securite.jp

セキュリテは事業者と個人投資家をつなげる投資プラットフォーム、1口10,000円程度から購入することができます。

おもに国内の音楽・医療介護・ファッション・農産物・畜産物・海産物・飲食店・アウトドア用品・雑貨・観光・太陽光発電など多岐にわたる業種のファンドが存在し、地方ローカルの応援したい企業のファンドを購入することが可能。

「杜の都 仙台応援」「晴れの国 岡山県」「信州・松本 応援」など地方都市にある特産品を対象とした包括的なファンドがあるのが特徴で、寄付や被災地支援などにも力を入れています。

 

投資家の社会的意義を向上させるインパクト投資

投資家の社会的意義を向上させるインパクト投資

ESG投資の一種とも言えるインパクト投資は、これまであった企業内で自己完結してしまう形ではなく、企業-社会-地球という世界全体で完結する社会完結型の取り組みです。

 

ひたすら収益を上げる投資家に対する世間のイメージはさまざまですが、この投資法がもたらす社会的側面は間違いなく投資家の投資行為を後押しする要因になることは間違いありません。



ABOUTこの記事をかいた人

ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。