含み損を耐えるあなたに!気にしないで生きる戦略

投資のメンタル




「もう、人生に疲れた…」

「消えてしまいたい…」

 

投資を行う上で、もっとも辛い状況が続く含み損

 

気にしないで耐えていれば勝手に解消する場合もあれば、損失を最小限に抑えるために予め設定しておいた損切り決済が自動で発動する場合、そして最悪は所持金の全てを失ってしまう可能性も。

 

しかし、冷静な判断を失った投資の継続は火の車となるケースがあるので、まずは辛い気持ちが落ち着くように深呼吸してリラックスできる環境に身をおきましょう。

 

そこから再スタートを切るために必要な、対処法と、苦い経験を糧にしてプラス思考に転換していくまでの方法をご紹介します。



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含み損とは

含み損とは
含み損は、所有する株式・投資信託・不動産などの価格が下落する事によって生じる損失のこと。

 

ただし、損失と違う点は損失を含む(=見込む)まだ確定していない状況のことを含み損と表現し、その時点では会計帳簿には現れない損失のことを指しています。

 

一定のラインを超えるまでは決済さえしなければ、そのまま損失を含んだ状態ではあるものの、証拠金が減ることなく新規の取引を行うことは可能でしょう。

 

しかし、資金の半分あるいはそれ以上を超えるような含み損になると新たな取引を行う事が難しく、また正常なメンタルを保つことができなくなり誤った判断を下してしまう原因となります。

 

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含み損の種類

含み損の種類

含み損には、証拠金の大小や金融商品の種類、レバレッジの高低によっても状況は変わりますが大きく分けて想定内想定外かの2つに分類することができます。

 

想定内

想定内の含み損は、その金融商品を保有する前からあらかじめ利確(=利益確定)させるライン、そしてここまで損失が増えたら損切りするラインというものを決めているかどうか。

 

あらかじめ利確・損切りラインを決めている場合は、たとえ価格が下落しても損切りラインに達していなければ想定内であり取引の一端であると言えるため、そこまで気にしないで耐えることで解消することがあります。

 

また、後者の想定外とは意味合いが大きく異なり、正常なメンタル・予測を持って取引している状態なのでたとえ損切りになっても大きな痛手を負うことなく、またマイナスの状態から一転、価格が上昇して含み益(=見込まれる利益)になる余地が残されています。

想定外

想定外の含み損は、利確ラインしか予測しておらず価格が下落して損失を被ることを想定していない取引のこと。

 

これがさらにギャンブル性の高いレバレッジで1回の取引に全力を注いでしまっていた場合には、資金の半分以上の損失を抱えてしまう可能性も。

 

これまで、地道に築いてきたはずの収益を軽く呑み込んでしまうだけでなく、耐える状況が続くと夜も寝れないほど心理的に追い込まれ、まともに正常なメンタルで取引を行うことが難しい状況に陥ってしまいます。

 

含み損の対処法

含み損の対処法

実際に含み損になってしまった場合は、投資家として選択できる方法には以下のようなものがあります。

 

取得単価を下げるナンピン買い

ナンピンとは、株価などが下がった局面でさらに同じ銘柄に買いを入れて平均取得単価を下げる方法。

 

1度下がった株価などは再び上昇に転じる事があるので、最初に買った地点よりさらに安い地点で購入しておくことでマイナスになった部分をカバーしたり利益をさらに増やしたりする事が可能になります。

 

FXなどでは売り注文が存在するため、ナンピンは「買い」だけでなく「売り」に対しても有効。

 

しかし、含み損になったらとりあえずナンピンしておこうと言う考え方はおすすめしません。

 

それなりに根拠がある地点でナンピンを入れないと、さらに株価などがマイナスになった場合、初めのナンピンする前より損が膨らんでしまう可能性があるためです。

 

一部または全ての損切り

1番手堅い対処法で、損失を最小限にとどめるために一部または全ての損切り(決済)して解消させてしまう方法。

 

投資の世界では、たった1つの取引に全力を注ぐことはナンセンスで、永続的に取引を行っていくことで最終的に利益をつかみ取る事が重要です。

 

しかし、お金が新たなお金を生み出すはずのサイクルにおいて、長い間含み損を抱えたままのポジションはある意味働くことを辞めてしまったお金なので、新たな利益をもたらす事ができません。

 

1週間、2週間、1ヵ月、数か月と経てば株価などが上昇して受動的にマイナスが解消するケースも存在しますが、解消するまでの長い期間に損切りして再投資していればもっと大きい利益を掴んでいたかもしれないという、機会損失のリスクが付きまといます。

 

また、大きな含み損の場合、金額が自分の許容度を超えてしまうと考えがフリーズして冷静な判断が行えないなどの障害が発生するので、あまりに大きい場合は少しずつ一部損切りを行って損が自分の許容範囲の金額に収まるようにしましょう。

 

全損切りに注意!
含み損になったらすぐに全損切りして、気持ち新たな再スタートしようとする方がいます。損切りは悪いことではありませんが、状況を考えずにその度に全てを損切りしていたらいつまでも新たなリスタートを切ることはできずお金が減っていく一方なので、冷静に分析して見込みのあるポジションを保有している場合は必要最低限の損切りにとどめる事がコツです。

 

確定申告する

大きな損失を出してしまった場合、ひどく落ち込んでしまい2度と投資なんてしたくないと考える人もいるかもしれません。

 

しかし、それなりに理由があってこの道を志した方ならまたいつかその魅力を再認識して、そこから再スタートを切る方は実は少なくありません。

 

その為にも、損失が出たばかりの辛い精神状態であっても翌年の確定申告は行うべきでしょう。

 

確定申告では、株式やFXで出た損失を繰り越して控除できる損益通算を利用することで翌年に利益が出ても過去3年以内の損失と合算され税金が大きく控除されるので、損失が大きい人ほど申告の必要があるでしょう。

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個人投資家が損切り出来ない理由とは

個人投資家が損切り出来ない理由とは

何年もの間、運用していても「損切り」が好きになる人はいません。毎年、利益を上げる熟練したトレーダーほど損切りが上手と言われていますが、初心者が損切りできない理由には以下のようなものが挙げられます。

 

日本人は損切りが嫌い?

人間には、利益を得た時の喜びと、損失を出した時の悲しみを比べると、後者のほうが大きく感じるという特徴があります。

 

1万円をもらったあとに、その1万円をなくしてしまうと本来はもらった1万円だからプラマイゼロなんですが、1万円をもらう事より失ってしまった方が幸福度は低く、悲しい気持ちだけ残ってしまうのはこのような心理が働いているためです。

 

また、利益を確定させる時は割と冷静に判断できるものの、損失を確定させる時は「いま損しないためには何でもする!」「損失を認めたくない!」と言った感情が生まれます。

 

これらは、行動経済学で明らかにされている紛れもない事実ですが、売買のタイミングなど常に意思決定が交互に繰り返されています。

 

その中で、避けては通れない損切りに対して自分で感情コントロールする事は大変難しいので資金の5%を超えたら自動損切りするなどルール作りをする事が非常に重要です。

 

また、日本人は起こったアクシデントに対して反発するというより、呆然と眺めている事が多い習性があります。

 

分析して合理的に物事を考える欧米人が持ち込んだ「投資」である以上、欧米人より徹底したルールが必要なのは言うまでもありません。

 

甘い幻想を抱いている

「いつか、株価が上がって利益になるかもしれない」
「〇〇株は今年必ず上がるとコラムに書いてあったから信じよう」
「前にも含み損が上昇して解消した事があるから、きっと今回も大丈夫だ」

 

これらは、すべて過去に根拠のない取引をしていた人、マイナスが勝手に解消した経験がある人、他力本願な人によく見られる始末の悪い妄想です。

 

結果がいつも過去と同じようになるという確証はなく、また誰にも予測できない株価などの値動きについてこれらの幻想を抱いてしまうのは厳しい言い方ですが、取引がいかに自分本位であったかを振り返る必要があります。

 

値動きの予測や分析は必要不可欠です。

 

しかし、その予測は必ずそうなるから最後までとことん信じて貫き通そう、という事ではなくそれよりも変化に対して柔軟である事の方が重要。

 

1つ1つの取引に全て勝つ必要もないので、あらかじめ立てた予測に対して結果がただ損失であったか利益であったか程度に考えておき、妄想してしまう時間があったら合理的にトータルプラスになるための過去分析を行った方がより有益と言えます。

マイナス思考をプラス思考に転換しよう

含み損のマイナス思考をプラス思考に転換しよう

 

辛い含み損ですが、経験上言えるのはその損失をただ残念な思い出として記憶に残しておくか、それらの経験を生かしてこれから先の取引のセオリーとして扱うかはトレーダーの気持ち1つです。

 

以下は、私が実際に行っている取引の大前提としているルール。
少しでも参考になれば幸いです。

ビジネスとしての投資

運用する際は規模にかかわらず、ビジネスだと考えるようにしましょう。

 

資金(投資金)を調達し、会社(口座)を設立、そして経営理念(夢や目的)を掲げて中長期的な事業計画(収益目標、取引ルール、過去の取引分析、節税)を策定して、業務(取引に取り組むのと同じで、1つ1つの意思決定には根拠がなければなりません。

 

シビアな取引が出来ないという方は、資金の30%程度を銀行から借りるという方法をおすすめします。

 

「借りたお金で投資だって!?」と思われるかもしれませんが、事業でも株式や融資によって設立・運営がなされている訳です。

 

毎月、一定額を銀行に返済することを念頭に取引を行うわけですから、気が引き締まって1つ1つの取引を慎重に行うことができるようになります。

 

1つの方法として検討してみましょう。

取引ルールを設ける

取引を行う前にルールを決めておくことは必須。
取引ルールがなければ、収益目標を達成するための細かな軌道修正が行えなくなるからです。

 

取引ルールでは以下のような内容を決めましょう。

・方針(売却益なのか配当金・金利なのか)
・収益目標(年・月に資金の何%の利益率を目指すのか)
・期間(短期保有なのか長期保有なのか)
・金融商品(株式・投資信託・不動産・FXなど複数ある場合は個別にルール決め)
・レバレッジ(資金に対してどこまでリスクに晒すことができるのか)
・取引時間(取引する時間は日中なのか夕方・夜間も行うのか)
・利益確定(1つのポジションに対してどのラインで利益を確定させるのか)
・損切り(1つのポジションに対してどのラインで損切りするのか)
・買う根拠(買う根拠をインジケータに頼るのかファンダメンタルに頼るのか)

 

これらは最低限必要な項目で、最近ではスマートフォンで簡単に取引を行える金融商品が増えています。

 

取引ツールは簡易に行えるスマートフォンでも、取引ルールが必要なのは言うまでもありません。

 

自分の気持ちと向き合う

投資家と言っても365日、部屋にこもってひたすら取引を行っている訳ではなく、サラリーマンだったり他の事業を行っていたり、家族がいて主婦が家事の合間に行っている場合もあります。

 

そうすると、楽しい日もあれば悲しい日もあり、毎日同じ精神状態で取引に取り組めないのは容易に想像できます。

 

よく、「メンタルを鍛える」というフレーズを目にしますが、人それぞれ許容度は異なり、感情の起伏も違うように基本的にメンタル=性格は簡単に変えられるものではありません。

 

私がおすすめするのは、自分の気持ちと向き合って心の中では楽しい気持ちなのか、悲しい気持ちなのか、疲れているのか、元気なのか、そういった自分の心の声を敏感に察知する方法です。

 

私の場合、気持ちの切り替えが下手で日曜休日の次の月曜日は比較的休みボケで、ぼーっとしている事が多く頭も冴えて冷静な判断が出来るようになるのが火曜日から木曜日にかけてジワジワと調子が上がっていきます。

 

金曜日になると少し疲れていてあまり積極的になれず土曜日には休みモードに入ってしまいます。

 

運用成績を見てみると、細かく分析した訳ではありませんが、火曜日から木曜日間の利益率が高く月曜日と金曜日はそこそこ儲けているか損をして終えている事がほとんど。

 

もちろん私の場合なので、休み明けからフル活動している方もいるでしょうし、1週間通していつも元気という方もいるかもしれません。

 

感情的にならない気持ちの安定さが結果に直結するので、疲れている時や悲しい気持ちになっている時は積極的な取引を控えることが「メンタルを保つ」ための1番の秘訣です。

損小利大を心がける

年間トータルプラスの人と、そうでない人の差はこの「損小利大」にかかっていると言っても過言ではありません。

 

例えばFXでは、数秒~数分で注文から決済まで行うスキャルピングという手法があり利益を積み重ねることが可能ですが、それでも勝った回数より、利益率が高い方が結果として安定している事が証明されています。

 

有名な「バルサラ破産の確率」では、勝率・平均利益・平均損益を使って破産する確率をグラフで表しており、

 

平均利益 ÷ 平均損益

 

によって算出される「損益率」の高さが重要であり、8割の勝率でも損益率が低ければ破産の確率がグッと上がるといった結果が出ています。

 

何年もトータルプラスを実現するためには予測に反して下がったポジションは早めに損失確定させ、含み益になったポジションは辛抱強く上がるのを待つ、といったやり方が求められます。

 

■バルサラ破産の確率の詳しい内容はこちら

Office Exitの戦略
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どんな状況でも必ず突破口はある!

どんな状況でも必ず突破口はある!

人が想像できることは必ず実現できる、という格言があります。

 

しかし、運用成績が良い状況の時に、悪いことを想像している人はいないかもしれませんが、悪い状況の時に良い想像をする事は難しいものです。

 

でも言い方を変えればその悪い状況を経験したからこそ、今が良い状況なのか悪い状況なのか判断できるようになります。

 

きっと、その苦い経験から落ち着きを取り戻してまた再スタートを切った時、あなたは以前より1歩も2歩も成長し投資家として貴重な経験という財産を手に入れたことは紛れもない事実なのです。


ABOUTこの記事をかいた人

ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。