やる気が出ない時はアドラー式の発想転換/仕事や勉強を辞めたい思考は良い兆候

歩く男

 



仕事や勉強が上手くいかない時や壁にぶち当たった時ってモチベーション下がりますよね。

その気持ち痛いほどよく分かります。

私はサラリーマン時代に50回くらい嫌なことがあってその度に「もう、辞めたい」そんなことを一人でよく考えていました。

しかし、何としても会社に頼らないで独立してやる!そんな強い気持ちがあったから今の自分があると自覚しています。

そんな今だから分かることですが結論から述べると、やる気が出ないと自覚している思考は良い兆候です。かなり。

今回は仕事に勉強に上手くいかない時を乗り越えるための発想転換の方法と、どうして良い兆候と言ったのがそのあたりを深く掘り下げていきます。


仕事や勉強でやる気が出ない原因

電球①モチベーションが上がらない・集中力が続かない原因をケースごとに見ていきましょう。


【中学生編】勉強のモチベーションがちょっと…

中学生になるとこれまでの小学校教育に比べて授業の内容がより高度になっています。私立中学に入った子はすでに受験や面接を経験しているため、目標を掲げて頑張った経験や成功体験を持っていることでしょう。

しかし、これから高校受験を控えているのにモチベーションが上がらない原因は周りの子と比べて自分が劣っていると感じている、家に帰ると逃げ道がたくさんあることなどが挙げられます。

高校受験は限られた受験日から逆算して今の自分の学力を効率的に向上させるにはどうすれば良いか?時間との闘いです。

その中でいかに自分を追い込んでモチベーションを維持できるかにかかっています。でも、そう思えば思うほど焦りや苛立ちがつのり「もう、いやだ」「やりたくない」そんな気持ちが思考を鈍らせてしまうのでしょう。

【高校生・大学受験編】部活に恋愛で、勉強は低モチベーション

中学校で学んだ基礎をもとに高校ではさらに授業が専門化していきます。そして、高校生になってから部活動を始める子も多く「東洋経済ONLINE」によると、

練習が本人にとって激しすぎて家では一切勉強が手につかない状態になると人は90%の確率で学習を捨てて部活を選択するという傾向があるそうです。

また、思春期の高校生は異性の存在を強く意識するようになります。適度な恋愛経験やお付き合い程度ならいいのですが、失恋やずっと片思いしていると学習が手につかずそのことばかりが頭の中を占領するようになります。

そして、一番の妨げになる要因がスマホのLINE。ほとんどの中高生が利用している便利なアプリですが、グループなど半永久的に終わらないコミュニティでのやり取りを見たり・書いたりする作業が生活の中心になってしまうとおのずと机に向かう時間も少なくなるでしょう。

【大学生編】誘惑が多くて勉強のモチベーションが上がらない

大学生になると社会での自分の立ち位置やできること・できないことが体系的に見えるようになってきます。また、大学卒業後にどんな職業につきたいか、将来何になりたいのか自分探しをしている時期。

また、18歳を過ぎると結婚・クレジットカード・選挙投票ができるようになり、大人として認められるため社会との関わりが増えると同時に誘惑も増えていきます。

明確な目標や意思の強さがなければ自分の欲求に負けてだらだらとしたキャンパスライフを送り、課題を後回しにしていると就職など人生の方向性を決める大事な場面で「もっと、やっておけば良かった」と後悔することが多くなるでしょう。

【サラリーマン仕事編】辞めたい!営業もやる気が出ない



サラリーマンになるとほとんどの人がやりたい事を職業にできていない事が多く、また職場の人間関係・給与・業務量が原因でモチベーションが下がってしまうパターンが存在します。

一般的に営業職は他社・自社内での競争意識が強く、また給料もインセンティブになっているため成績不振が続いたり体調が優れなかったりするとすぐ結果に直結するもの。

そうなると「売れない→売上が上がらない→上司に絞られる→モチベーションが下がる」といった負の連鎖におちいってしまう可能性があるでしょう。

【ダイエット編】痩せたい!でもモチベーション維持できない

テレビや雑誌でダイエットに成功したコマーシャルや芸能人を見て「よし、自分も痩せよう!」そう強い気持ちを持って実践したはずなのに1日、1週間、1か月と時間が経てばたつほど最初よりモチベーションが下がっていることがよくありますよね。

ダイエットに関わらず初めに掲げた目標を達成できるかどうかは、絶対と言っていいほどその「過程の工夫」にかかっています。

それを知らずに毎日工夫のない同じメニューを黙々とこなしていっても長く続けていくことは難しいでしょう。やり方が分からない場合は「モチベーションを維持するための方法」を集中的に学習した方が手っ取り早いです。

【主婦編】家事・育児「どうして私が?」と被害意識

主婦にとって1日の中でもっとも負担が大きいのが家事・育児ではないでしょうか。毎日、きれいに片づけても翌日には散らかされ無限に続くループに飽き飽きしてモチベーションが下がったり、夫と比べて極端に家事・育児の負担が大きければ「どうして私ばっかりやらないといけないの」と被害者妄想におちいってしまいます。

ほとんどの場合が量的な負担が多いことや「散らかした=片づける」「食べ終わった=洗う」など根本的な原因を解決しない限りいつまでたっても改善することはないでしょう。

やる気が出ない時の5つの対処法



低モチベーションの状態をこのまま放置していたら大きな障害になることが多いため、ここでは実際に今の状態を改善する対処法をご紹介します。

良質な睡眠と栄養

猫の睡眠③モチベーション低下している状態でダラダラと作業していても効率は一向に上がりません。そんな時はまずぐっすり6時間以上の良質な睡眠と、野菜・果物を含む栄養価の高い旬な食材を取り入れましょう。

これらを取り入れることで慢性的な体質改善だけでなく、健康的な体つくりをすることが勉強や仕事をするうえでも欠かせない重要なポイント。

今の食生活を振り返りお菓子・カップラーメン・冷凍食品・味の濃いもの・外食する回数を減らすことで「健全な体→健全な発想」に結びつけることができます。

適度な運動でストレス発散

ランニング④心や体にストレスが溜まっている状態では集中力が低下していく一方。高校生のモチベーションが上がらない原因でも少し触れましたが適度な部活をやっている子は学習能力が高い傾向にあることがすでに実証されています。

運動することはストレス発散だけでなく脳細胞を刺激することにも繋がりますので、週に1回くらいはジョギング・水泳などの運動を取り入れると効果的な学習を行えるようになるでしょう。

注意したいのは運動のやり過ぎはかえって肉体疲労や精神疲労に繋がる恐れがるので、あくまでも「適度」に気を付けて取り入れてみて下さい。

やるしかない環境に身を置く

塾⑤体や心にかかる負担は大きくなりますが受験など決められた期限がある場合は、すぐにでもモチベーションを取り戻して学習計画を進めていく必要があります。

そんな時は「1人で学習」するスタイルから「塾で学習」「図書館で学習」など今の環境を変えることでやるしかない状況!に自分を追い込んでみましょう。

ストレスを感じる場合もありますがライバルや他に頑張っている人の姿を見ることはモチベーションを維持するうえで欠かせない要素です。

好きな得意なものを優先的にやる

得意⑥気分が乗らない時って誰にでもあるものですが、まずは自分の好きで得意なものから始めてみるのはいかがでしょうか。

取っ掛かりとして入りやすくなるため本人も気付かないうちに脳細胞が刺激され、いつの間にかどんどん頭が冴えわたって「覚醒」することがたまにあります。

実際に私も我が子の学校の課題・プリント・塾の宿題と思うように進まなくて悩んでいる時は、好きなものから始めるように促します。するといつの間にか集中力が高まって、どんどんこなしていく光景を何度も目にしました。初めの悩んでいた時間は何だったんだろう?と感じるほどに効果的な使い方ですよ。

危機感や恐怖

恐怖⑦やらなくてはならない事や後回しにした課題も「危機感」を持つことで意欲的になり「このままじゃ、やばい」と感じるようになります。

人間の心理は「自分が脅かされる」「大事にしてきたことが失われる」「このままじゃ大変なことになる」といった恐怖を抱くことで、プレッシャーを感じて恐怖から逃げるように行動する特性があります。

効果的な反面、根本的に「将来のイメージ」を作るものではないため結果に結びつかないとかえってモチベーションの低下に繋がってしまうことも。ここ一番のやらなくちゃいけない短期的な状況では効果的という程度に思っておきましょう。

【アドラー心理学】アドラー流のモチベーションを維持する方法

書庫⑧数年前に「アドラー心理学」と言うものが書籍などによってブームとなりましたが、ご存知の方も多いと思います。このアドラー心理学は💡「勇気づけの心理学」とも呼ばれており、モチベーションを上げるための名言としてもたびたび引用されることが多いようですね。

そもそもアドラー心理学とは、

オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラー (A.Adler)が創始し、その後継者たちが発展させた心理学の理論、思想と治療技法の体系です。

個人心理学(Individual Psychology)というのが正式名称ですが、個人心理学というと、個人を細かく分析したり個人のみに焦点を合わせるように誤解されやすいので、日本では、この名称はあまり使われません。
「日本アドラー心理学会」より引用

彼の代表的な理論と言えば、

【個人の主体性(Creativity)】:個人をそれ以上分割できない存在であると考え、全体としての個人が心身を使い、目的に向かって行動していると捉えることができる

【目的論(Teleology)】:行動の原因ではなくて目的を理解し、目標のために行動する

【全体論(Holism)】:個人という全体が心と身体、意識と無意識、感情と思考などを使い目的に向かっている

【社会統合論(Social Embeddedness)】:人間は社会的存在なので、対人関係から葛藤や苦悩に立ち向かうが、個人の中では分裂はしておらず一体性のある人格として行動する

【仮想論(Fictionalism)】:全体としての個人は相対的マイナスから相対的プラスに向かって行動する

とこの5つに分類されますが、とても難しい言い回しなので理解するのに疲れてしまいそうですが、上記はその先のカウンセリングや治療に用いる前提として彼が作った社会精神医学・人間学的心理学の医学理論のようなもの。

ここからさらに💡①仕事②交友③愛という異なるライフスタイルを分析していくことで、心に絡まった糸を丁寧にほどいてイメージ、と言えば分かりやすいでしょうか。

そして、アドラーがモチベーションを上げるために行っていた4つの治療技法が、

現実的に達成可能な治療目標の一致をとる

クライアントの言うことの主として目的について推量し、それをクライアントに確認をとる

クライアント自身が自分の責任で解決しなければならない課題、クライアントには責任がなく介入する権利がない課題を区別する

目標達成のためにさまざまなアイディアを提供する

これらの治療技法の一部が名言として世の中に注目されるようになりました。次章でいくつか名言をご紹介します。

アルフレッド・アドラー の「やる気」が出る名言

名言⑨

苦しみから抜け出す方法はただひとつ、他者を喜ばせることだ。自分に何ができるかを考えて、それを実行するだけだ。

叱られたり、ほめられたりしながら育った人は、叱られたり、ほめられたりしないと行動しなくなるもの。評価してくれない相手を、敵だと思うようになる。

人の心理は物理学とは異なる。問題の原因を指摘するだけでは、相手の勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべきだ。

「暗い」のではなく「優しい」だ。「のろま」なのではなく「ていねい」なのだ。「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」と捉えることができる。

勇気とは困難を克服する活力のことだ。勇気のない人が困難に出会うと、人生のダークサイドへ落ちていってしまうだろう。

「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。

仕事・勉強・ダイエットのモチベーションが上がらないのは良い兆候/発想転換する

後光⑩先ほどの名言の中にあった、「やる気をなくすという決断を自分でしただけだ」という部分はちょっと目からうろこですよね。

自分のモチベーションに対してそのような目線で考える人は少ないと思うし、モチベーション自体は自分でコントロールできるものではないでしょうからね。

ただ、一つ言えるのは「やる気の低下」は一種の防衛本能です。身の危険を感じた脳が「やる気」をなくすことで、自分という個体を守るのです。

と、言うことは仕事にしろ、勉強にしろ、ダイエットにしろ何か嫌なことやどうしようもない現実を突きつけられたなど原因があって、💡モチベーション低下しているのでそれだけ「真剣に向き合っている」証拠でもある訳ですから。

取り組んでいることに真面目に向き合いもしない人は「モチベーションが上がらない」などという考えにも至らないし、そもそもその前段階に問題を抱えているのでしょう。


ABOUTこの記事をかいた人

ブログ・投資・ビジネスをメインテーマにした俳句ブログ『Office Exitの俳句』編集者。ブログ運営→投資→ブラック企業から独立。ブログ収益360万、投資収益450万。趣味は俳句。特技は俳句。仕事も俳句。NHK全国俳句大会『入賞』、枕草国際俳句大会『入賞』、子規顕彰全国俳句大会『入賞』、福岡総合俳句大会『優秀賞』。